【初心者向け】最初に選ぶべきはどれ?おすすめのディストーション10選
エフェクターの1つであるディストーションは、個性を引き立て、サウンドに深みを加える重要な要素です。
この記事では、初心者の方でも手軽に始められる、おすすめのディストーションエフェクターを10選ご紹介します。
どのエフェクターが自分のスタイルに合うのか、ぜひ参考にしてください。
目次
ディストーションについて
ディストーションは、ギターやベースのサウンドに歪みを加えるエフェクトの一種です。
このエフェクトは信号を過剰に増幅させ、波形を歪ませることで、通常のクリーンサウンドからは想像できないほどのパワフルなサウンドを生み出します。
歪みを生かした演奏スタイルや楽曲制作において、ディストーションは不可欠です。
その魅力は、音楽ジャンルを超え、ロックからメタル、さらにはブルースやポップミュージックまで広がっています。
ディストーションは、音楽表現の幅を広げ、アーティストに個性的で力強いサウンドを提供します。
その特異なサウンドは、多くのミュージシャンにとって創造的な道具であり、その魅力は時代を超えて変わることがありません。
ディストーションの選び方
本当にディストーションは必要か?
ディストーションが必要かどうかは、あなたの演奏スタイルや音楽のジャンルに依存しますが、その独自の歪みサウンドは新たな表現の可能性を広げます。
ディストーションはクリーンなサウンドとは異なり、サウンドにエッジとパンチを与えます。
ロックやメタルなどのハードなジャンルでは不可欠ですが、逆にジャズやポップなどのジャンルではあまり必要がないかもしれません。
自分の音楽的な目標や好みを考え、ディストーションがそれに寄与するかを検討しましょう。
ディストーションは音楽の幅を広げるツールであり、必要性は個々の音楽的な目標に依存します。
使うかどうかはあなた次第ですが、新しい音楽の可能性を追求するなら、ディストーションの採用を検討することは価値があります。
どんな音が欲しいか?
ディストーションの種類は豊富で、求めるサウンドに合わせて選ぶことが大切です。
軽い歪みから重厚なサウンドまで、自分の音楽的なビジョンに合わせて選びましょう。
ディストーションエフェクターはさまざまな特性を持っています。
一部は柔らかい歪みを生み出し、他のものはハードで重厚なサウンドを提供します。
自分が奏でたい音楽に合った特定の歪みを見つけることが重要です。
求めるサウンドによってディストーションの選択は異なります。
自分の演奏スタイルや音楽ジャンルに合わせて、理想的な歪みサウンドを見つけましょう。
予算設定のポイント
ディストーションエフェクターは様々な価格帯で提供されていますが、予算内で最も適したものを見つけることが大切です。
高価なディストーションエフェクターが必ずしも優れているわけではありません。予算を設定し、その中で自分に必要な機能やサウンドを持ったエフェクターを見つけることが賢明です。
予算設定は重要なポイントであり、自分に合ったディストーションを見つけるためには慎重な検討が必要です。
自分の演奏スタイルや予算に合わせて最適なディストーションエフェクターを選びましょう。
おすすめのディストーション10選
こから、おすすめのディストーション10選を紹介したいと思います。
紹介するのは以下の10個です。
- ProCo RAT2
- Effects Bakery Croissant Distortion
- BOSS DS-1 Distortion / DS-2 Turbo Distortion
- BOSS MT-2 Metal Zone
- MXR M78 Custom Badass ’78 Distortion
- Fender Full Moon Distortion
- FRIEDMAN BE-OD
- BOSS JB-2 Angry Driver
- SUHR Riot Distortion
- Limetone Audio JACKAL
では一つずつ紹介していきます。
0~2万円のおすすめディストーション
初心者の方はまずはこの価格帯から選ぶことをおすすめします。
低価格だからといって品質が悪いということでもありませんので、安心して選択いただけると思います。
ProCo RAT2
ProCo RAT2は1万円台で手に入るディストーションエフェクターの中でも特に優れた選択肢です。
クリーンなトーンからディストーションまで幅広くカバーし、シンプルながら柔軟性があり、初心者にも扱いやすいのが魅力です。
広範なトーンが得られるフィルターコントロールが独特です。
Effects Bakery Croissant Distortion
Effects Bakery Croissant Distortionは1万円以下という手頃な価格ながら、その音質のクオリティは驚くべきものがあります。
このエフェクターは軽い歪みからハードな歪みまで、使い手の要望に応える能力を持っています。耐久性もあり、ライブ演奏にも頼りになります。
非常にお手ごろ価格なので、初めて手にするディストーションとしては最適です。
BOSS DS-1 Distortion / DS-2 Turbo Distortion
BOSS DS-1 / DS-2は信頼性と使いやすさを兼ね備えていて、手ごろな価格で優れたディストーションサウンドを入手できます。
BOSSのエフェクターは耐久性が高く、初心者でも簡単に操作できることで知られています。
DS-1はクラシックな歪みが特徴で多くのギタリストに使用されており、DS-2はさらに歪みの幅を広がっていてハードロックやメタルなどに適しています。
DS-1には熟練のエンジニアが設計した「技クラフトシリーズ」の「DS-1W」も存在し、通常のDS-1のサウンドに加えカスタムモードが選択できます。
DS-2 Turbo Distortionは増加したディストーションとサステインのための追加のTurboモードがあることが特徴です。
BOSS MT-2 Metal Zone
BOSS MT-2は、メタル系のディストーションエフェクターの代表格です。
2段階にゲインをアップさせるデュアル・ゲイン回路を搭載し、大型アンプをフルアップさせたような迫力の中低域と超ロング・サスティーンが得られます。
また、セミ・パラメトリックのMIDDLEを備えた3バンドEQにより多様なサウンドメイクも可能で、メタル以外のジャンルにも適応することができるので、意外と幅広く使用可能なエフェクターです。
DS-1と同様に「技クラフトシリーズ」である「MT-2W」が存在します。
MXR M78 Custom Badass ’78 Distortion
MXR M78はその名の通り70年代のロックサウンドを再現することを目指して設計されています。
このエフェクターは、クラシックなロックトーンを求めるギタリストにとって理想的で、その歪みはミッドレンジに焦点を当て、パワフルでアグレッシブなサウンドを提供します。
手ごろな価格でクラシックなロックトーンを手に入れたいなら、MXR M78は優れた選択肢となります。
Fender Full Moon Distortion
Fender Full Moon Distortionは手ごろな価格で、パワフルで歪みの効いたサウンドを提供する優れたディストーションエフェクターです。
Fenderのクオリティと信頼性がこのディストーションにも現れています。パンチのある歪みが、ブルースやロックのプレイに適しています。
Full Moon Distortionは、Fenderアンプのトーンスタックを再現し、そのクリーンなトーンからハードな歪みまでを実現します。
2万円以上のおすすめディストーション
初心者の方には高く感じる価格帯ではありますが、音の品質も高いので、納得がいくサウンドで長く使えるものが多いと思います。
予算を超えてしまう価格のものもあるかと思いますが、長い目で見て思い切って購入するのもありだと思います。
FRIEDMAN BE-OD
FRIEDMAN BE-ODはハイゲインながらもクリアで定評のあるディストーションエフェクターです。
このエフェクターは、Friedmanアンプのサウンドを再現。その歪みはパワフルでありながらも、ノイズを最小限に抑え、演奏の表現力を広げます。
メタルからロックまで多岐にわたるジャンルに対応。プレイヤーに緻密なトーンコントロールを提供し、演奏スタイルに合わせたサウンドが得られます。
BOSS JB-2 Angry Driver
BOSS JB-2 Angry Driverは、BOSSとJHS Pedalsのコラボレーションによって生み出された特別なペダルで、Angry CharlieとBD-2を組み合わせた2in1ペダルです。
BOSSとJHS Pedalsが共同開発したことにより、2つの異なるサウンドキャラクターを1つのペダルで得ることができます。
多種のモードが選択でき、JHSモードはAngry Charlieをベースに設計されたハイゲイン・ディストーションで、ブリティッシュ・スタックアンプ特有の豊かな低音と分厚いミッド・レンジが特徴。
BOSSモードはBOSS BD-2 Blues Driverをベースに設計されたオーバードライブで、ギターのボリュームやピッキング・ニュアンスによる表現力と、ゲイン可変幅の広さが特徴です。
このペダルは、クリーンブースターからディストーションサウンドまでカバーしてくれる、優秀なハイブリッド歪みエフェクターです。
さらにPARALLELモードなど各チャンネルを組み合わせることで、新たなサウンドを作ることも可能です。
SUHR Riot Distortion
SUHR Riot Distortionは非常に使いやすく、多様な歪みを提供するディストーションです。
歪みの幅が広く、クランチからオーバードライブ、ディストーションまで幅広い音作りが可能です。
ノイズが少なく、スタジオやライブハウスによくあるアンプに繋ぐことが前提なら非常に便利です。
歪みの量が増した「Riot Reloaded」やミニサイズのRiot、「Riot MINI」もあります。
Limetone Audio JACKAL
Limetone Audioは日本のハンドメイドエフェクターブランドで、ディストーションエフェクターであるJACKALはハイゲインでありつつもピッキングニュアンスを潰さない、迫力と音抜けを両立したペダルになります。
level、gain、3EQというシンプルな操作で、高品質なドライブサウンドを生み出します。
JACKALには、biteモードとplexiモードという2つのスイッチがあり、biteモードをONにするとピッキングニュアンスに独自のバイト感を付加することができます。
plexiモードをONにすると歪みの量が大幅に減り、プレキシ系アンプの独特のエッジ感を持つペダルに様変わりします。
また、玄人向けの設定として、内部にBALANCE、RESONANCE、PRESENCEというトリムを用意しています。
これらは、フロント面のtreble、middle、bass以上に大きく変化するEQとなっており、超低域、中域、高域をダイナミックに変化させることができます。
JACKALはメタル系からロック系まで幅広いジャンルに対応できるディストーションペダルとしておすすめできます。
まとめ:多様なジャンルで使用できるエフェクター
ディストーションについて解説、およびおすすめのディストーション10選を紹介しました。
ディストーションと聞くとハードロックやヘビーメタルを思い浮かべるかと思いますが、どれも独自のサウンドを持っていますし、どのジャンルでも使用可能なエフェクターだと思います。
自分の好みや演奏スタイルに合ったディストーションを見つけて、ギターライフを楽みましょう。