【2023年】初心者向けギターアンプのおすすめランキング10選!
エレキギターで音を出す際にギターアンプが必要です。
初心者の方がギターアンプを選ぶ際に何を選べばよいか悩むのではないでしょうか。
ここでは初心者の方にオススメのギターアンプをランキングで紹介したいと思います。
目次
ギターアンプとは
まずは簡単にギターアンプについて解説したいと思います。
ギターアンプとは、ギター本体から出力される信号を増幅させてスピーカーから音を出す装置になり、以下の3つで構成されています。
- プリアンプ : ギターの小さな電気信号を程よく増幅し、音質やバランスなどを調整する
- パワーアンプ : プリアンプからの信号をさらに大きくしてスピーカーに送る
- スピーカー : パワーアンプから出力された信号を受けて実際に音を出す
この3つが一つになっているものが「コンボアンプ」、プリアンプとパワーアンプのみで構成されているものが「アンプヘッド」と言います。アンプヘッドはそのままでは音が出せないため、スピーカー部分である「キャビネット」が必要になります。アンプヘッドとキャビネットを合わせて「スタックアンプ」と呼びます。
初心者にオススメのギターアンプランキング
早速オススメを紹介したいと思いますが、初心者の方にオススメする基準として以下を考えました。
- 低価格でも良い音で練習できるアンプ
- 手軽に練習できるようにサイズは小型
- メンテナンスが楽なアンプ
これらに合うのものをランキングで紹介したいと思います。
1位:初心者向け小型アンプの定番「VOX / PATHFINDER10」
サウンドハウスから引用
このPATHFINDER10は、素直なトーンでエフェクトはオーバードライブのみですが、シンプルなロックサウンドを鳴らすことができます。昔ながらのVOXアンプのルックスを持っているのでとても存在感があります。
コントロール部分のツマミがゲイン、ボリューム、トレブル、ベースと少ないのでとてもシンプルで使いやすいですし、価格としても初心者の方が手が出しやすくオススメです。
2位:お手軽にFenderアンプの音が楽しめる「FENDER / FRONTMAN10G」
サウンドハウスから引用
こちらのアンプもPATHFINDER10と同様にツマミがゲイン、ボリューム、トレブル、ベースの4つでシンプルで使いやすく、そして安価ながらもFenderアンプの音を楽しむことができます。
PATHFINDER10との違いとして、外部入力端子(AUX IN)が付いているので、弾きたい曲を流しながらギターを弾くことが可能なので、練習にとても役立つと思います。
3位:小さいながらもマーシャルの歪みが付いている「MARSHALL / MG10」
サウンドハウスから引用
マーシャルは有名なアンプメーカーで、練習スタジオに置いてあることも多いのでご存じの方も多いと思いますが、初心者向けでコンパクトながらマーシャルサウンドを感じることができます。
ツマミはPATHFINDER10、FRONTMAN10Gと同じく4つですが、2つのアンプと違ってこちらは「CONTOUR」というツマミが付いており、こちらでトーンを調整することになります。
FRONTMAN10Gと同じく外部入力端子が付いています。
4位:とても素直な音で練習に最適「YAMAHA / GA15II」
サウンドハウスから引用
クリーントーンも歪んだ音も、クセのないとても素直な良い音なので、とても練習に向いているアンプになります。
上記の3つと違い、クリーンとドライブが独立したチャンネルとなっており、音質の調整についてもツマミがベース(低音域)、ミドル(中音域)、トレブル(高音域)となっているため最初は調整が難しいかもしれませんが、多くのアンプはこのように3つのツマミで調整しますので、色々試す練習にはもってこかもしれません。こちらも外部入力端子付きです。
5位:多機能で音も非常に良い「YAMAHA / THR5 V.2」
サウンドハウスから引用
今まで挙げたアンプと比較しこちらは値段がグッと上がりますが、その分機能的にかなりレベルアップしております。
歪も数種類備えており、コーラス、ディレイ、リバーブなどの空間系のエフェクターも備えています。
その他にもチューナー内蔵、PCと接続して設定が可能、インターフェースとしてPCに録音可能(ソフト付属)と、機能は盛り沢山です。電池でも動くので、屋外でも使用しやすいです。
紹介した中では価格は高い分(20,000円前後)、機能も十分で音も非常に良いので、長く使えるアンプだと思います。
6位:新世代真空管を搭載した50Wアンプ「VOX / VX50 GTV」
サウンドハウスから引用
Nutubeという従来の真空管よりも低電力で耐久性の高い新世代の真空管を搭載したアンプです。
通常の真空管アンプの場合、メンテナンスなどの取り扱いに注意が必要なため初心者にはハードルが高いですが、こちらはそのような心配がなく扱うことが可能です。
出力は最大50Wあり(調整が可能)、小さなライブハウスでも使用できるレベルです。
ここで紹介する中では一番価格は高くなりますが、この1台があれば練習にもライブにも使用することが出来ます。
音の良さはもちろん、11種類のアンプ・モデリングと8種類のエフェクターを搭載、PCやスマホを利用した設定が可能、オーディオインターフェースの機能も備えていますので、初心者にはハイスペックかもしれませんが、最初に購入するアンプとして十分で長く使えると思います。
7位:可愛らしいルックスが印象的「ORANGE / CRUSH12」
サウンドハウスから引用
まずオレンジ色の可愛らしい見た目が印象的なアンプですが、クリーントーンも歪んだ音もとてもしっかりした音が出ます。
ツマミはボリューム、ベース、ミドル、トレブル、オーバードライブ、ゲインとシンプルなので、扱いやすいと思います。
アンプから音を出す、という感覚を感じることも出来るので、見た目も音も含めて最初に買うアンプとしてオススメできます。
8位:ワイヤレスがとても便利「NUX / Mighty Air」
サウンドハウスから引用
一番の特徴は何といってもワイヤレス機能です。シールドケーブルは結構煩わしいので、ワイヤレスはとても扱いやすいと思います。
非常にコンパクトな上にドラムループやエフェクト機能も多く備えており、さらにその設定をスマホで行えたり、練習にはかなり便利な機能が満載です。音も練習には十分だと思います。
9位:小さいながらも十分な音質「BLACKSTAR / FLY3 Bluetooth」
サウンドハウスから引用
非常にコンパクトな本体が特徴です。コンパクトな本体故に「ちゃんとした音が出ないのでは?」と思うかもしれませんが、想像以上に良い音が出ます。
コンパクトで電池駆動なので、持ち運びはとても便利です。場所を選ばず、サッと取り出して練習できる点が一番のメリットだと思いますが、音も満足できるアンプだと思います。
Bluetooth経由で音を鳴らすことも可能なので、弾きたい曲を鳴らしながらギターを弾くことが可能です。
10位:小さいながらも十分な音質Part2「BOSS / KATANA-MINI」
サウンドハウスから引用
こちらも9位のFLY3同様に非常にコンパクトながら良い音が出るアンプです。
FLY3とは特徴は似ていますので好みの違いになるかもしれませんが、どちらも練習用として十分な機能を備えたアンプです。
ここからは番外編として、3つのアンプを紹介します。
番外編1:直接ギターに繋ぐアンプ「FENDER / Mustang Micro」
サウンドハウスから引用
こちらはギターに直接接続してイヤホンやヘッドホンで音を聴く形で使用します。
アンプとエフェクターがいくつか種類が搭載されており、場所を選ばず練習するには最適です。
番外編2:直接ギターに繋ぐアンプPart2「NUX / Mighty Plug MP-2」
サウンドハウスから引用
こちらもMustang Microと同様に、ギターに直接接続するアンプです。
Mustang Microとの違いとしては、こちらはドラムパターンやIRキャビネットシミュレーターが搭載されています。
番外編3:ヘッドホンと一体型のアンプ「VOX / VGH-ROCK」
サウンドハウスから引用
こちらはヘッドホン一体となっているアンプになります。
先の2つもイヤホンやヘッドホンが必要であることを考えると、こちらはヘッドホンのみで音が出せるのでその点がメリットでしょう。
アンプの種類は1種類しかなく、同じタイプが3種類(ギターアンプは2種類)発売されているので、好きな音のモデルを購入することになります。
アンプとしてではなく、普通のヘッドホンとしても使用できます。
ギターアンプの種類
ここで、簡単にギターアンプの種類について解説します。
それぞれ音や扱い方について特徴がありますので、メリット・デメリット含めて理解しておくと良いでしょう。
コンボアンプ
プリアンプ、パワーアンプ、スピーカーが一体となっているアンプがコンボアンプになります。
一体型なので、ギターを接続すれば音を出せることがメリットです。
ランキングで紹介したものはすべて小型のコンボアンプになりますが、通常サイズのコンボアンプ(練習スタジオやライブハウスに置いてあるようなコンボアンプ)ですとサイズも大きくかなり重いです。
ですので、マイアンプとして購入し練習やライブの度に持ち運ぶとなるとかなり大変なことがデメリットと言えます。
アンプヘッド
プリアンプとパワーアンプだけで構成されているアンプがアンプヘッドです。
アンプヘッドとキャビネットを合わせてスタックアンプと呼びます。
アンプヘッドのメリットは、コンボアンプと比較して軽量であるため、可搬性に優れていることが挙げられます。最近は非常に小型で音の良いアンプヘッドが増えていますので、そういったものを選べばさらに持ち運びが楽になります。
また、コンボアンプよりもスピーカーの大きさや数が多いキャビネットを使用すれば、大きな迫力のある音を出すことが可能です。
ただし、マイキャビネットを用意するとコンボアンプ以上に運ぶのが大変になりますので、その点はデメリットとなるでしょう。
真空管・トランジスタ
コンボアンプもアンプヘッドも、音を増幅させる方法としては主に真空管とトランジスタの2種類が存在します。
- 真空管アンプ: プリアンプ、パワーアンプに真空管を使用して音を増幅させるアンプになります。トランジスタアンプと比較してあたたかく音圧のある音が特徴となります。真空管は寿命もありメンテナンスが必要で、アンプの使い方にも注意が必要です。
- トランジスタアンプ: こちらはトランジスタを使用して音を増幅させるアンプになります。ランキングで紹介したものはほとんどがこのタイプです。真空管と違いメンテナンスや交換も不要で丈夫な点がメリットです。
モデリングアンプ
デジタル技術で存在する色々なメーカーのアンプの音を疑似的に出すことができるアンプのことです。
まったく本物と同じ音という訳にはいきませんが、色々なアンプの音が1台で出せるため、特に自宅練習用としては非常に便利なアンプだと思います。
モデリングではなく、アンプの音をプロファイリングして取り込み使用することができるデジタルアンプも存在し、「KEMPER」がその代表的なアンプです。
ギターアンプの選び方
ギターアンプは用途や目的によって選び方が違います。ここでは初心者の方に向けて最初のアンプの選び方から、さらに上達した際に選ぶアンプについて解説いたします。
サイズ
初心者の方はまずランキングで紹介した「小型コンボアンプ」が一番オススメです。
練習は家ですることが多いと思いますが、日本の家屋の事情からすると大きな音を出すことが非常に難しいと思いますし、小型故にサッとギターが弾ける環境というのはとても大切です。
用途
練習が主な目的であれば、初心者の方も上級者の方も、小型コンボアンプがオススメですが、ライブハウスで演奏するとなると小型コンボアンプでは音量が足りなくなりますので、通常サイズのコンボアンプやスタックアンプが好ましいです。
出力
出力はワット数で表されますが、自宅で練習するアンプであれば10W前後あれば十分です。
ライブハウスで使用したい場合は、練習スタジオやライブハウスに常設されているアンプがだいたい50W~100Wなので、それくらいの出力があるアンプを選ぶとよいでしょう。
まとめ:練習のためにもアンプを入手しましょう
エレキギターが上達するためには、やはり自宅でもアンプで音を出して練習することが必要です。
アンプを通さずに練習しているとちゃんと弾けているかどうか分からないですし、ピッキングの強弱による音の変化やギターのボリュームやトーンを調節した際の変化も確認できますし、アンプの調節方法の練習にもなります。
ランキングで紹介したアンプは、小型で価格も手頃ながら十分良い音が出るので、楽しく練習することができるでしょう。
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