エレキギターのパワーコードってなに?弾き方やオススメ曲について解説!

ギターを始めて、ギターに関する雑誌やウェブサイトを見ていると「パワーコード」という言葉をよく目にすると思います。

コードは分かるけどパワーコードってなに?と疑問に思っている方もおられると思いますので、こちらで解説していきたいと思います。

パワーコードとはなにか?

パワーコードとは、コードのルートの音(根音)と5度上の音の2音で構成されるコードになります。

コードとパワーコード

ギターを始めて間もない頃は通常のコードのフォームを覚えたり押さえたりすることが大変ですが、パワーコードの押さえ方としては1パターン(ルート音のオクターブ上を押さえる場合もあります)覚えればよく、パワーコードだけで弾ける曲もありますので、初心者向けのコードだと思います。

コードチェンジも、5弦ルートも6弦ルートも同じ形のまま平行移動するだけです。

コードチェンジ

パワーコードはロックやヘヴィメタルで多く使用されるコードなので、ロックやヘヴィメタルを弾きたいと思っている方は弾き方をマスターしましょう。

パワーコードを弾く3つのコツ

コツ①:弾かない弦をミュートしよう

パワーコードは2音だけ弾くコードになるので、他の音は鳴らさないようにミュートします。

ミュートの方法ですが、左手は人差し指の弦を押さえていない部分で弾かない弦を軽く触れるようにします。5弦がルートのコードの場合は、人差し指の先端で6弦に軽く触れてミュートします。6弦のミュートはパワーコードに限らず5弦がルートの通常のコードを弾く場合でも使用する技術です。

パワーコードのミュート方法

コツ②:ブリッジミュートをしながらのピッキングを覚えよう

パワーコードはブリッジをミュートしながら弾くことが多いです。

弾き方ですが、図はGのパワーコードになりますが、図のように右利きの場合は右手のひらの側面をブリッジに軽く触れながらピッキングをします。ギターを歪ませてブリッジミュートをしながらピッキング(ダウンピッキング)すると「ズンズンズン」という音を鳴らすことが出来ます。

ブリッジミュート

コツ③:ブラッシングを交えて弾こう

ブラッシングとは、ミュートした弦を弾く奏法になります。

主にカッティングをする際に使用します。

パワーコードの2弦分だけを弾こうとするとこじんまりしたストロークになってしまい、コードをかき鳴らすような曲には合わなくなります。

コツ①でミュートをすることを解説しましたが、ミュートをしっかりしていればミュートしている弦を弾いてしまっても(ブラッシングしても)大丈夫です。

2弦だけを弾くように意識をしつつ、しっかりストロークして弾くことで勢いのある演奏が出来ます。

パワーコードを練習するためのオススメ曲3選(tab譜あり)

MONGOL800 / 小さな恋のうた

初心者向けの曲としてよく挙げられているMONGOL800の「小さな恋のうた」です。

ほとんどパワーコードで弾くことができますので、パワーコードの練習曲として適しています。

ただしテンポが速く、イントロはブリッジミュートしながらダウンピッキングになりますので、まずはゆっくりのテンポで弾くとよいでしょう。

以下に無料tab譜がありますので参考にしてください。

https://www.ufret.jp/song.php?data=44327

ONE OK ROCK / The Beginning

ONE OK ROCKの「The Beginning」も多くのパートがパワーコードで弾くことができます。

他にもオクターブ奏法なども含まれていますので、他の奏法の練習にも適していると思います。

こちらもテンポが速いブリッジミュートしながらのダウンピッキングがありますので、慣れないうちはテンポを落として練習しましょう。

無料tab譜

https://www.ufret.jp/song.php?data=48099

DOES / 曇天

アニメの主題歌で有名な曲です。

コツ③で解説したように、イントロからしっかりとストロークして弾くとより近い音が出せると思います。

テンポが速すぎるということもありませんので、練習しやすいのではないでしょうか。

無料tab譜

https://www.ufret.jp/song.php?data=45247

まとめ:パワーコードの弾き方を習得しましょう

パワーコードについて解説しました。

パワーコードはエレキギターでロックを弾く上で欠かせないコードです。

技術的にも難易度が低めなので、習得するにも時間がかからないと思います。

そしてオススメ曲を練習いただいて、1曲すべてを弾くという達成感を得ていただくと、また曲を覚えようと次に繋がっていくと思います。

ギターは続けていくことが大切ですので、まずはパワーコードを覚え、オススメ曲を練習してください。

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