エレキギター初心者が効率よく上達するための練習方法を7ステップで解説
好きなバンドやアーティストに憧れてギターを買ってみた。
だけどどうやってギターを弾けばいいのか分からない…
そんな方を多く見かけます。
せっかくギターを購入しても弾き方や楽しみ方が分からなければ宝の持ち腐れになってしまい、いつまでたっても上手になりません。
ギターが上達するためには毎日コツコツと練習を重ねるしかありません。
ではどんな練習を進めていけばギターを効率よく上達できるのでしょうか。
今回は具体的にどんな練習をすればいいのかを紹介していきます。
目次
【エレキギター初心者向け】効率良く上達するための練習法7ステップ
エレキギターを効率よく上達するためには、まずはしっかりとした基礎練習を始めることが大切です。
今回は、基礎練習から1曲通して弾けるようになるまで、以下の7つステップで紹介します。
- 毎日弾く
- コードを弾く
- 単音を弾く
- メトロノームに合わせて弾く
- 1曲丸ごとコピーする
- 曲に合わせて弾く
- 自分の演奏を録音して聴く
では解説していきます。
毎日弾く
まず、ギターを弾けるようになるには毎日弾くことを意識してください。
自動車は毎日運転しないと勘が鈍る…
スポーツは毎日練習していないと下手くそになってしまう…
継続して続けないといけないことはたくさんあると思います。
ギターも全く同じです。
ギターを弾くためにはピックの持ち方、ピックで弦をはじく、フレットを指で押さえるなどたくさんの動作が必要になります。
最初のうちはたくさんの動作を一つ一つ意識しながら、丁寧に練習していきましょう。
そうすると、練習を続けるうちに意識せずギターの弾き方を実践できるようになるはずです。
そうやって毎日朝起きたら歯を磨く、顔を洗うというように習慣化できるまで根気よく毎日練習することが大切です。
コードを弾く
音楽は、大抵コードというものがいくつも構成されて曲ができています。
Cコード、Gコード、Fコードなど…
ギター初心者でも耳にしたことはないでしょうか。
まずは、コード教本やインターネットを利用してコードの押さえ方を習得しましょう。
そして書かれてある通りに指を押さえてギターを弾いてください。
きっと全ての弦をきれいに鳴らすことは難しいでしょう。
何度も丁寧に弦を押さえる練習をして、各コードについて全部の弦がきれいに鳴るように繰り返し練習してください。
このとき、FコードとBコードの練習は最後にしましょう。
この2つのコードは最初のうちは特に難しく、初心者の壁とよくいわれます。
人によってはきれいにコードを鳴らすまでに何週間も何か月もかかることがありますが、決してあきらめずに頑張りましょう。
単音を弾く
コード弾きに慣れてきたら、次は一音ずつギターを鳴らす練習をしましょう。
みんなが憧れるギターソロもこの単音弾きによって構成されるものばかりです。
またメロディのベースになる音階を押さえていくために、スケールというものがあります。
このスケールにもたくさん種類があり、明るい雰囲気だったり暗い雰囲気だったり曲の雰囲気を変えることができます。
このスケールを暗記して、スケールになぞって弾く練習をしていきましょう。
このときどのフレットをどの指で押さえたので、次はどの指で押さえようとするかを意識しましょう。
これを運指といいますが、意識することによってギターの弾きやすさが大きく変わり、後々のギターの上達に大きく影響します。
また、スケールをいくつか覚えることでアドリブで演奏することも可能になりますので、力を入れて練習していきましょう。
メトロノームに合わせて弾く
ある程度運指やギターを弾くことに慣れたら、今度はメトロノームに合わせて運指やギターを弾いていきましょう。
これはリズム感を養うのに大変大切で、バンドで演奏するときなどたくさんの人数で演奏するときに1人だけ走ってしまったり、遅くなってしまったりすることを防ぎます。
何人、何十人で演奏していて、たった1人だけ演奏がずれているだけでも曲が台無しになってしまいます。
楽器や音楽においてリズム感を養うことは一番大切といっても過言ではありません。
できれば毎日の練習でメトロノームを使用するようにしましょう。
1曲丸ごとコピーする
ここまで紹介してきたのは基礎練習ばかりでした。
ここまで根気良く続けられる方は、ギターの上達も進み色々な演奏ができるようになったころだと思います。
そこで、次は自分が好きな曲を1曲弾いてみましょう。
1曲まるまるコードや単音を覚えて弾き切ることは大変で、暗記するまでに時間がかかります。
それから上手に弾くためにはさらに練習を重ねる必要があります。
しかし、ここを乗り切ることで1曲を弾き切る達成感を味わえると思います。
今まで練習してきた正直つまらないかもしれないような基礎練習とは違います。
自分が弾きたいと思ってギターを始めた大好きな曲が弾けるようになることで、ギターへのモチベーションをググっと上げてくれます。
ここまでついてこれる方は、この先もきっとギターを続けることができるでしょう。
どんな曲を選べばよいか悩んでいる方はこちらの「エレキギター初心者にオススメする練習曲10選」を参考にしてください。
曲に合わせて弾く
1曲丸ごと弾けるようになったら、次はその曲を流しながらそれに合わせて弾くようにしましょう。
先ほども伝えた通り、リズム感を養うことや全体に合わせて弾くことは非常に大事です。
さらに曲によってはテンポが速い曲もあれば遅い曲もあります。
遅い速度ならフレーズを弾けるのに速い速度だと弾けない、ということはよくありますし、また逆に速い速度なら弾けるのに遅い速度だと弾けないパターンもあります。曲の速度に慣れ、どんなスピードでも弾けるように練習することが大切です。
自分の演奏を録音して聴く
最後に、自分が演奏した曲を録音して自分で聴きなおしてみましょう。
自分では完璧に弾けているつもりでも、客観的に聴いてみると全然弾けてない…
なんてことがあります。
むしろ納得いかないことがほとんどです。
自分が弾いている時は弾くことに精一杯になって、リズムや音の細かいズレがおろそかになっています。
録音して聴くことでそういった部分に気付いて細かいミスを修正することができますし、他人が聴いても違和感がない素敵な演奏を心がけることができます。
エレキギターが上達するまでにかかる期間は?
毎日ギターの練習を続けていれば、1年間あればある程度の曲は弾けるようになるでしょう。
エレキギターが上達する時間は人によっても様々ですが、練習時間が一番ものをいいます。
才能だけが左右されることは絶対にありません。
プロのギタリストもバンドマンも、毎日起きている時間ずっとエレキギターを触り続けて、生活の一部になるくらいまで練習しています。
そうやってギターを自分の体の一部のようになることで、初めて自由に楽しく演奏できるようになります。
エレキギターの上達が早い人の特徴は?
私は学生時代に軽音楽部でギターに励んでおりましたが、人によって上達速度は様々でした。
そんな中で私の経験上、上達が早い人は、
- ギターを弾くために基礎練習を絶対に怠らない人
- 上手く弾けないところを完璧になるまで根気よく練習する人
でした。
反復練習はもちろん大事です。
しかし、何も考えずにただただ弾くのではなくなぜ弾けなかったのか、どうやったら今より弾きやすくなるのかを試行錯誤して練習を続けられる人が一番上達していました。
逆にただギターを弾いているだけの人は、苦手な分野が出来てしまったり、変な癖がついてしまって伸び悩む人も多かったです。
エレキギターの練習におすすめのアプリは?
エレキギターを弾くためにはチューナーが不可欠です。
チューナーは別途購入している人が多いと思いますが、最近ではスマホアプリでもチューニングが可能です。しかも精度はかなり高いです。
もし、スタジオで練習する際
- チューナーを忘れてしまった…
- チューナーの電池が切れてしまった…
- チューナーを買うお金がない…
なんて人たちはいくつか無料のチューニングアプリを記載しておきますので、もし機会があれば使用してください。
GuitarTuna::ギターチューナー
Smart Metronome & Tuner
無料ギターチューナー TN-1G
まとめ:エレキギターの上達には練習が必要不可欠!
エレキギターを効率よく上達させるためには、やはり根気よく毎日練習を続けることが一番大切です。
またドラムやベースに比べて、ギターはある程度弾けるようになるまでに少し時間が必要です。
しかしその壁を乗り越えてしまえば、ギターは一気に演奏の幅が広がり楽しくなれます。
素敵なギターライフを手に入れるためにも、今回の記事のように順序だてて練習を続けていきましょう。