エレキギターの各部名称16個について解説します
ギターは色々なパーツによって構成されています。
アコースティックギターに比べてエレキギターになると更にその種類は多くなります。
ここではエレキギター構成する各部位について解説をしていきます。
大きく分けると「ヘッド」、「ネック」、「ボディ」で構成されており、その中にいくつかパーツが組み込まれています。
目次
ヘッド
ヘッドは主にペグが取り付けられている部位になり、各メーカーのブランドロゴがヘッドに入っていることが多いです。
ヘッドが無い「ヘッドレス」のエレキギターも存在します。
ペグ
ヘッドは弦を巻き付けるための部位になります。
ペグを回して弦を緩めたり締めたりすることでチューニングを行います。
主に片側6個ついていますが、レスポールタイプのギターは両側に3個ずつ付いていますし、ギターによって並び方が異なります。
ペグにもいくつか種類があり、「クルーソンタイプ」と「ロトマチックタイプ」が主なタイプになりますが、弦を巻かずにロックさせる「ロック式」のペグも存在します。
ネック
ネックはボディに接続されているパーツで、ギターによって太さや長さなどが異なり、音にも影響します。
自分の手の大きさや指の長さによって弾き易さにも影響が出る部分なので、出来れば実際に触って握ってみて選ぶと良いと思います。
手が小さい方は、ネックの長さ(スケール)が短いミディアムスケールのギター(ギブソンのギターなど)やショートスケールのギター(ムスタングやジャガーなど)を選ぶのも良いでしょう。
ナット
ナットは各弦が乗っかるように溝が入っており、弦が外れないように支える部位になります。
開放弦はここを支点にして鳴るため、溝の切り方や深さなどでも音の伸びや響きが変わるほど、大きな影響がある大切な部分です。
牛骨・象牙・金属など、素材もいくつか存在します。
指板(フィンガーボード)
指板とはネック上に貼り付けられている板のことを言います。
材質によって弾き心地や音に影響を与えます。
材質としては「メイプル」、「ローズウッド」、「エボニー」が多いです。指板の表面は若干カーブがかかっており(R(アール)と言います)、こちらも弾き心地に影響がありますが、最初は出来るだけ平らに近い(300R以上)のギターが弾き易いかと思います。
フレット
指板の上に打ち付けられている金属の棒のことをフレットと言います。
音程を決めるために取り付けられており、1フレットごとに半音階ずつ上昇します。
フレットがない「フレットレスギター」も存在しますが、最初は普通にフレットのあるギターを選びましょう。
ポジションマーク
ポジションマークはフレットの位置が分かりやすいように指板に付けられた印のことを言います。
3、5、7、9、12、15、17、19、21、24(24フレットがあるギターのみ)フレットに付けられており、12と24は2つ付いていることが多いです。
マークもギターによって形が違ったりします。
ボディ
ボディはエレキギターの本体部分になります。
ネックと同様に材質によって音に違いがあります。
形や重さによって弾き易い弾き辛いといった個人差も生まれます。
ピックガード
ピックガードは弾いている時にピックでギター本体に傷がつかないようにガードをする役目があります。
ストラトタイプのギターのようにピックガードにピックアップが付いているタイプもあります。
レスポールタイプのギターにもピックガードは付いていますが、見た目的なことなのか外している人も多いです。
ピックアップ
ギターの音色に非常に大きな影響を及ぼすのがピックアップです。
弦の振動を電気信号に変換する、いわゆるエレキギターの「マイク」の役割を果たします。
変換された信号がシールドケーブルを経由してアンプに入力され、その信号を増幅させてスピーカーから音を出す、という仕組みになります。
ピックアップは「シングルコイル」と「ハムバッカー」の2つに分類され、一般的にシングルコイルがキラキラしたパリッとした音が特徴で、ハムバッカーは太くウォームな音が特徴となります。
また、ピックアップは複数設置されていることがほとんどですが、どの位置のピックアップで弾くかによっても音色が変わることになります。
ピックアップの選択は後述するピックアップ・セレクターで行います。
コントロールノブ(ボリューム・トーン)
コントロールノブはギターの音量やトーンの調節を行う部分になります。
ギターの種類によっても搭載されている数や種類が異なります。
ボリュームと言っても単純に音の大きさが変わるだけでなく、音の歪み具合の調節にも使用されます。
ブリッジ
本体側で弦の支点となるのがブリッジです。
本体の裏側から弦を通すブリッジのタイプや、レスポールタイプのようにテールピースという部位から弦を通してブリッジに乗せるタイプなどいくつかブリッジにも種類があります。
ブリッジで弦の高さの調整やオクターブ調整を行います。
ブリッジによってはトレモロアームが使用できるタイプや、フロイドローズというタイプのロック式でチューニングが狂い難いブリッジもあります。
アーム
トレモロタイプのブリッジやフロイドローズタイプのブリッジではアームを使用することができます。
アームを動かしブリッジを上下させて弦の張力を緩めたり強めたりすることで音程を変化させることができます。
ピックアップ・セレクター
多くのギターは複数のピックアップが搭載されていますが、ピックアップを選択するためスイッチがピックアップ・セレクターになります。
主にストラトタイプのギターではブリッジの下辺りに、レスポールタイプではネックとボディとのジョイント部分辺りにレイアウトされています。
ジャック
ジャックはシールドケーブルを接続する部分です。
ここからシールドケーブルを通じてアンプやエフェクターなどに信号を送ることになります。
ストラップピン
ストラップピンは、ギターストラップを取り付けるためのピンです。
特にレスポールタイプのギターはネック側のストラップが取れやすいので、ロックするためのアイテムを付けることをオススメいたします。
まとめ
エレキギターの各部位について説明させていただきました。
ウェブや本などでギターについて調べていると、説明した部位のことが多々出てくると思います。
先に覚えてしまえば調べた際により理解度が深まるかと思いますので、ぜひ参考にしてください。
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