【初心者向け】エレキギターの種類一覧と選び方を解説します!
初心者の方にとって、エレキギターを買おうと思っても何を買えばよいか分からない、といった方が多いのではないでしょうか?
エレキギターには形や音などによっていくつか種類があります。
今回の記事では、エレキギターの種類や選び方について詳しく解説していきますので、ギター初心者の方はぜひ参考にしてください。
目次
エレキギターの種類一覧
エレキギターには、その形(タイプ)によって呼び方があります。
例えばフェンダー社の製品である「ストラトキャスター」と同じ形をしていれば「ストラトキャスター・タイプ」、「ストラトタイプ」というように、ある製品と同じ形・非常に近い形のギターはその製品の名前で呼ばれることが多いです。
ただし、「ストラトキャスター」はフェンダー社の登録商標であるため、他社はその名称を使用できません。
よってフェンダー社以外の会社のストラトキャスターと同じ形をしたギターは後ろに「タイプ」と付けて呼ぶことになります。
エレキギターの種類
大まかに以下のような種類が存在します。一つずつ解説いたします。
- ストラトキャスター・タイプ
- テレキャスター・タイプ
- レスポール・タイプ
- SGタイプ
- ジャズマスター/ジャガー・タイプ
- ムスタング・タイプ
- フルアコースティック/セミアコースティック
- Vシェイプなど変形ギター
ストラトキャスター・タイプ
発売されているエレキギターの中で一番多い形がこのストラトキャスター・タイプであり、エレキギターの定番と言ってもいいです。
3つのピックアップとその切り替えや組み合わせによって、色々なトーンが出せることやトレモロアームによるアーム奏法も可能、色々なジャンルに対応できることが人気の理由の一つかと思います。
基本的には3つの「シングルピックアップ」が搭載されていますが、リアピックアップがハムバッカーのものや、リアとフロントがハムバッカーといったタイプもあります。
下記の記事でもおすすめのストラトキャスターのモデルについて紹介していますので、こちらもぜひ参考にしてください。
テレキャスター・タイプ
フェンダー社が最初に製作したソリッドギターがテレキャスターです。
通常は2つのシングルピックアップが搭載されていて、ストラトキャスターよりもジャキっとした音が特徴です。
こちらの記事でストラトキャスターとテレキャスターの違いについて解説していますので、ぜひ参考にしてください。
レスポール・タイプ
ギブソン社から発売されたレスポールは人気も高く、多くのメーカーからこのレスポール・タイプのギターが発売されています。
2つのハムバッカーとずっしりとしたボディにより、非常にパワーのある音を出すことができます。
ストラトキャスターやテレキャスターがレギュラースケールなのに対し、ギブソン社はミディアムスケールである点も特徴です。
レスポールについては【初心者向け】レスポールの特徴とは?ギブソンや他モデルのオススメについて解説しますという記事を書いていますので、ぜひご覧ください。
SG・タイプ
ギブソン社がレスポールの後継機種として発売したのがSGです。
レスポールと比較するとボディが薄く軽いため扱いやすくなっています。
こちらも2つのハムバッカーを搭載しているため、ロック向きなギターと言えます。
SGについては【初心者向け】SGギターの特徴やおすすめのモデルを解説!という記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください。
ジャズマスター/ジャガー・タイプ
ジャズマスター・ジャガー共にフェンダー社製のギターになります。
非対称のボディやピックアップが特徴的です。
ジャズマスターはストラトキャスターなどのシングルピックアップよりも太めの音が出せるので、ストラトキャスターやテレキャスターでは少し音が細いと思う方にはちょうど良い音が出せると思います。
ジャガーは逆にジャキっとした音で、スケールもショートスケールという点が特徴です。
ジャズマスターについて【初心者向け】ジャズマスターの魅力や音作りについて解説します!という記事で解説していますのでぜひ参考にしてください。
ムスタング・タイプ
フェンダー社のムスタングは、ショートスケールに2つのシングルピックアップとピックアップ切り替えスイッチによって非常に特徴的な音(よく言われるのが名前通りの「じゃじゃ馬」な音)が出せるのが特徴です。
ショートスケールのギターは弦の張力がレギュラースケールと比較すると弱いため、弦を押さえる面では初心者にも良い点かと思います。
ムスタングについて解説しているこちらの【初心者向け】フェンダームスタングの特徴やオススメのモデルについて解説しますという記事もぜひご覧ください。
フルアコースティック/セミアコースティック
今まで紹介してきたタイプはほとんど全てがソリッドボディでボディ内部に空洞がありませんが、 フルアコースティックやセミアコースティックのギターは内部に空洞がある形状となります。
それによりソリッドギターよりもよりまろやかな音が出せるのが特徴ですが、とはいえロックに不向きではなく、セミアコースティックであるギブソン社のES-335を使用しているロックギタリストも多く存在します。
フルアコースティックギターについて解説した以下の記事もぜひご覧ください。
【初心者向け】フルアコースティックギターのオススメや特徴について解説します!
Vシェイプなど変形ギター
ギブソン社のフライングV、エクスプローラーに代表される形状のギターです。
見た目が特徴的ですが、だから音が悪いという訳ではありませんし、ストラトキャスターやレスポールよりも弾き易いと思う人もいるかと思いますので、初心者の方でも選択肢に入れても良いのではないでしょうか。
フライングVや変形ギターについては以下の記事で解説しています。
ぜひ参考にしてください。
【初心者向け】エレキギターの選び方4つのポイント
では、初心者の方がエレキギターを買う場合、何を基準にして何を買えばよいのか?
初心者の方がエレキギターを選ぶ際に押さえておくべきポイントは下記4つです。
- 価格で選ぶ
- 見た目で選ぶ
- 音で選ぶ
- 触って選ぶ
ここから1つずつ詳しく解説していきます。
価格で選ぶ
初心者の方がエレキギターを始めようとなった場合、やはり購入するギターの価格が気になると思います。
最初なのであまり高額なギターは手が出ないかもしれませんが、出来れば定価で5万円以上のギターを選ぶことをオススメします。定価5万円以上のギターであればしっかり作られたものが多いですし、ライブでも問題なく使用できます。
中古であれば定価5万円以上のギターでも安く買えるので中古に抵抗が無ければオススメですが、中には乱暴に使われていたりして状態が悪いものもあるので注意が必要です。
見た目で選ぶ
形や色が好きとか、好きなギタリストと同じモデルなど、見た目から入るのはとても良いと思いますし、初心者の方には一番オススメです。
見た目が気に入っていると愛着も湧きやすく、長く大切に使おうとモチベーションも高まります。まずはギターを好きになって毎日でも触りたくなる、弾きたくなることが大事です。
音で選ぶ
見た目と同様に、好きなギターの音があればそのタイプのギターを選択することも一つです。
ストラトキャスターの音が好きならストラトキャスターを選ぶ、レスポールの音が好きならレスポールを選ぶ、といった感じです。
好きなギタリストと同じモデルを選ぶのも有りですが、見た目は全く同じでも本人と同じ音が出るかというとそうではありませんので、その点は注意が必要です(とはいえ近い音が出せる可能性は高いです)。
触って選ぶ
買う際に実際触って弾いてみることは非常に重要です。
出来れば座って弾くばかりではなく、お店の方にお願いしてストラップを付けて立って弾いて感触を確かめたいです。
ネックの太さや、両手を離した際のバランスなど、自分なりの弾き易さを確認したいです。最初はよく分からないかと思うので、お店の方に聞いてみたり、ギターが弾ける人と付き添ってもらうのが良いと思います。
エレキギターに関するQ&A
初心者の方が抱くと思われる疑問について、以下にまとめました。
Q:どのメーカーがオススメ?
やはり老舗のメーカーであるフェンダーやギブソンはブランド力もありますし、なによりストラトキャスターやレスポールなど各タイプの本物を作っていますのでその点で選択肢の上位には入ると思いますが、ブランドやオリジナルにこだわりが無ければ、メーカーに関わらず見た目や音で選んで問題ないと思います。
Q:通販では買わない方がよい?
出来れば最初に買うギターは直接触って買うことをオススメします。
実際の重さやネックの触った感じ、音などはパソコンやスマホの画面で見たり聴いただけでは分からないことが多いためです。
通販で欲しいギターがあってそのお店でしか売っていないなど特殊な事情が無ければ、最初は楽器店で買われた方がメンテナンスもしてくれるのでオススメです。
Q:初心者セットを買うのはどう?
個人的にはギターはギター、アンプはアンプとそれぞれ買うことをオススメします。
非常に安価で必要なものが揃うのでお得感はありますが、それぞれが安価であるので品質もさほど良くはありません。
故に音もそんなに良くはないので、それぞれ購入した方がお金はかかりますがトータルでは満足できると思います。
まとめ:エレキギターの種類を知りましょう
エレキギターの種類について解説しましたがいかがでしたでしょうか。
特に初心者の方がエレキギターを選ぶ際に参考になれば幸いです。
それぞれのエレキギターのタイプの形や音の特色などを、色んな映像や音源で確認したり、実際に触って弾いてみたりしてほしいと思います。
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